Jworks Surf-T Sandyのブログ 

サーフィンや自然に関する事、ティシャツのこと、日々のこと。

「ない」幸せ

先日、ふとしたことで僕のサーフィンの師匠に会いに行った。


彼の祖先は江戸時代には「札差」を営んでいたようで、今では数十億の資産を持つ。


ただ、よくありがちな「金持ち」とは正反対で気さくな人柄、庶民派感覚を持つ人、
金持ちといったことを微塵も感じさせない、そこに僕も惹かれたのだが。


昨年、母親が亡くなった(父親は数十年前に他界)。


彼は長男、次に長女、次男の3人兄弟。


もうここまで書けば大概の方は想像も容易かと思う。


母親の他界後、女性週刊誌にありがちな「骨肉の争い」が展開されていたらしく、
半年程度たった今も全く片付いていない、(現在進行形)
兄弟の間に弁護士等が介入しているらしく、話が余計にややこしくなっている。
彼は、全てを開示して公平に分けると言っているらしいが、弟がそれに対して
疑心暗鬼になっているらしく、まだ持っているんじゃないかと勘ぐっている様子。


一年ぶりに彼とはあったのだが、もう疲れ切った様子。


お金が絡むと人とはこうも変わり果てるものなのか? 


幸か不幸か、僕の父親(10年前ほどに他界)はサラリーマン、
家もごくごくありふれた家庭。
たいした財産もなく、実家は昨年亡くなった母親の面倒を見てくれた兄に譲り、
わずかな遺産をもらっただけ。
だから兄との間にいさかいはまったくない。


争いがあり兄弟仲は分裂するが数億円の財産が手に入るのと、


テキトーな財産が少しばかり入り、兄弟仲良く。


どちらが幸せなんだか・・・


おばぁちゃんが言ってたっけ、
「お金を幾ら持ってたってあの世にお金は持っていけないヨ」ってね。



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