プライドは必要か?
人間にプライドが必要がどうか・・・・今の僕にはわからない・・・。
ただ、「筋を通すために必要なのかな」と思われる事柄を経験したことがあるので
ちょいとその話を。
30代半ばの頃、銀座三丁目付近のバーに同僚とふらっと立ち寄ったことがあって、
そこにはママと、筋がね入りのバーテンダーらしき人と二人の小さめのバー。
そう、カウンターは6名も座れるかどうか、あとはソファーと小さめのテーブル。
カウンターの向こうには、見たこともないお酒の種類・・・
バーテンダーの方には、1〜2杯程度なのでとお願いし、軽めのお酒をいただく。
同僚と二人で初めてのバーでもあったので、カウンターで二人で気楽に飲み、
適当にバーテンダーやママと当たり障りのない会話を。
そこへ、男性二人のお客さんが現れ、おもむろにカウンターへ。
へえ、お馴染みさんかな〜と横目で見つつ、また同僚との会話へ。
そう、5分くらい経ったかなぁ・・・いきなりママが怒り出し、
「お金はいらないから出ていってくれ!」
えっ、何事? 怒り出した方を見てみると、
男性二人のうち一人がお酒を飲みつつ、会話もすることもなく、
何かを真剣に読んでいたのだが、その読み物というのが、「競馬新聞」
いそいそとその二人が出ていったあと、理由をママに聞いてみると、
うちの店で、ましてや銀座のバーなどで競馬新聞など何事か!とのこと。
やはり、TPOをわきまえない輩にははっきりとした物言い・・・
さすが「銀座」だなと思った。
お金になれば、なんでもOKといったレストラン、子供が騒ぎまくっている。
子供に罪はないが、それを黙って見ている親・・・というか、ここはファミレスか?
そういうレストランには2度といく気にはなれない。
「銀座のプライド」を垣間見た時間。
そのあと、調子に乗ってバーテンダーの方に注がれるままに飲んだ、
確か、度数50度近いバーボン・・・
膝(腰ではなく)が抜けるとは、こういうことか・・・と初めてづくめの銀座でした!