大切な忘れ物。
自分で書いた「南の島のこと」で思い出した本が一冊。
今日仕事の休憩中に、それの一節を読み返して見て、ハタと思い出したことが・・・。
「素の自分」になれているのだろうか、「素」という言葉がこの際適当かどうか?
であれば、「本当の自分」に置き換えても。
これだけでは、あまりにも抽象的・・・ですよね。
僕もそうなのですが、どうも他人の考えに依存しすぎているような気がするのです。
例えば、「他人に迷惑をかけることはいけない」
これは僕が幼い頃から、両親に言われ続けていたこと。
これ、ある意味洗脳に近いもので刷り込まれている。
「正しいこと」、「間違っていること」、
果たして自分の心が理解して、判断していることなのか?
ただ単に「正しい」「間違っている」というレッテルを貼っているだけ?
何を根拠にそう判断しているのだろうか?
常識だから?、みんながそう言うから?、今ままでの慣習だから?
誰かの?、年上の人?、昔の人の決定?、
をそのまま鵜呑みにしている気がしてならない。
自分自身の理解のもとに
何が「正しい」のか、何が「間違っている」のかを判断していない。
重要な事柄ほどこの傾向が強くなる気がする。
「国家による戦争(殺人)は正当化される」みたいなこと。
ま、これは極端な例であり話が少し大きくなりすぎるので・・・。
身近かな問題で言えば、「いじめ」「不祥事続きの企業」
これを考えていただければ、すぐにわかると思います。
今までの固定観念や常識なんて、所詮他人が作り出したもの。
大切なのは、
それを見て、聞いて、自分がどう理解し判断し行動するのか? だと思うんです。
これができないでいると、物事がどんどん複雑になってしまい、
そして本当の自分(心)との乖離がどんどん広がっていってしまう。
便利になって、一見楽しそうな世の中、
巷では、そろそろクリスマスや正月のこと。
ただ本当に大切なのは、僕らの「心」であり、「自分自身」だと思うんです。
大切な忘れ物・・・・そんな年の瀬です。