犬に関すること・4
海外では「犬」は家族、日本ではその昔外で飼われていることが多く、
その役割は番犬に近いものがありましたが、
最近では日本も「家族」という風潮が強くなり室内で飼う方々増えています。
オーストラリアと日本の犬に対する飼主の対応を見ていると、
日本はこの「家族」と言う考え方を誤解しているような気がします。
愛情深く接することは必要ですが、これが深すぎると返って「ワガママ」な
犬を作り、飼主・犬ともに不幸となってしまいます。
今の日本で保健所での殺処分が増えている一因とも思えるのです。
(減少傾向だとは聞いてはいます・・・)
人間同士、またどの家族でも必ず何かしらの「ルール」があるはずです。
これを幼犬の時から教え込む必要があるのです。
また、
飼い主が犬を家に置いてどこかに出かけるときに「声」をかけていませんか?
人間同士であれば、お互いに挨拶します、「いってきます」「行ってらっしゃい」と。
犬に対しての対応は違います。
「〜ちゃん、行ってくるねぇ〜」とか「いい子にしててねぇ〜」とか・・・。
これは犬にしてはいけないことの一つです。
何かしらの発声=それを聞いたら独りぼっちになるサインなのです。
この「音=声」を聞いたら、私は独りになってしまう=情緒不安定になります。
なので出かけるときは黙って出かけてくださいね、できれば目も合わせないで。
犬に対して、決して「擬人化」しないでください。
犬は人間ではありません、人間が感じることと同様に犬も感じるのではないか?
と考えがちですが、それは犬にとって良いことではない・・・のです。
一匹でも殺処分を減らしたい、と言うかあってはならないことです。
「命」に対して最後まで責任を持つべきかと思います。