一考してみるのも。
つい先日、オウムの何人かの刑が執行された。
この問題は欧州各国からも非難の的となっている。
先進国でこの死刑を執行しているのは日本だけ。
僕も以前からこの行動には違和感を覚えている。
合法的とは言え人が人を裁き、
人が人を殺している行為には変わりがない。
ここで「死刑廃止」論議をするつもりはない。
戦争も同様に国家による殺戮はある意味認められている。
法律も戦争も人が作り出し、決断し、人が行なっている行為である。
どこがどう違うのだろうか。
当然、被害に遭われた方々の気持ちは僕に推し量ることはできない。
ここで僕の意見や考えを正当化するつもりもない。
ただ、机上での勉強や判例を基に法律と言うシステムの名を借り、
人が人を殺す行為には素直に賛成はできないのも事実。
夏の暑い日に考えることではないかも知れないけれど、
一度は考えるべき問題でもあり、いい機会なのかも知れない。