オーストラリアのおもしろ習慣?
久しぶりにオーストラリアのこと、ここはホント「田舎」です。
「田舎」だからと言ってもバカにしているのはないので、誤解なきよう。
僕に取っては、第二の母国みたいなものですから。
そして本題、おもしろ習慣・風習。
1・屋根の色が決まっている。
え? この国って民主主義だよね?
でも、屋根の色が決まっているんです、確か「エンジ色」と「白色系」
だったような・・・。
でもって何故かって調べたら、「空から見た時の景観」らしいのです。
赤茶けた国土をもつこの国、上記2色が一番合うらしい・・・。
見た目を気にする「イギリス」の流れなんですねぇ〜。
「空」からって、誰が・・・いつ、空から見るの?
2・洗濯物を家の表に干してはならず!
これはどの家もです、特に法律とかではないのですが、
洗濯物は、必ずバックヤード(家の裏にある庭)、そこに干すべし。
これもイギリスの流れなんです。
フラット(アパート)も必ずバックヤードがあったのでそこへ!
平気で表に干してると、クレームなり注意されます。
3・夏の時期、雨が極端に少ない時期には、
庭の芝生への水撒き禁止、洗車も禁止、これは法律なので、違反したら
罰金です。
4・土・日働くと、土曜日は通常の給料の1、5倍、日曜日は2倍、
ナショナルホリディ(祝祭日)などは確か3倍・・・。
僕らの仕事は残業が多かったのと、土日・祝祭日関係なく、
20代後半で毎月の給料が日本円で100万程度・・・。
なんといい国なんでしょ!
また余り休みを取っていないと、人事部から命令がきます。
「休め!」と、
この命令には社長でさえ、逆らえません・・・。
有給休暇を取ったら、通常の給料の125%、それも一ヶ月間。
何故かって言うと、「収入を気にしないで、安心して休みなさい」と
言うのが方針らしい。
休んだ上に、125%の給料をもらえちゃう・・・!
5・この時代(80年代)には、労働党が政権を担っていた時代、
なもんだから、労働者が強い、強い!
ストライキなんかあったら大変です、
日本でも有名になったと思いますが、
まずは、エアラインのパイロットのストライキ、これ半年程度続きました。
それが終わったと思ったら、今度は管制官のストライキ、
お次は、バゲージハンドラー(空港の手荷物等を扱っているスタッフ)の
ストライキ、次にフライト・アテンダントのストライキ、
なんだかんだと一年以上にわたり空の交通が麻痺状態・・・。
見かねた空軍が観光客を載せる始末。
さすがにそれを見かねて政府が出てきて、一旦全員解雇・・・。
そして再雇用・・・これで一件落着でした。(細かい内容は省きます)
6・オーストラリアの首都は? シドニーではなく、「キャンベラ」です。
その昔首都を決める時に、シドニーとメルボルンが争ったとか・・・。
決着がつかず、しょうがないのでその中間点、
キャンベラに首都を作ったらしいのです。
なので、キャンベラは政治の中心、シドニーは経済中心、メルボルンが金融、
といった特色ある街ができた訳です・・・。
まぁ、読んでいただけるとわかると思いますけど、
これって、「いい国」? いや? と、悩みます。
何れにしても、日本では考えられないことが多々あります。
資源が豊富にある国の成せることなのか・・・??
資源がなく労働力が資源の日本、とは好対照の国ではないかと思うのです。
でも、僕は・・・・。