目からウロコな本
最近友人から勧められて読んだ本「嫌われる勇気」
フロイト・ユングに並ぶ「心理学の三代巨頭」と言われる、
アルフレッド・アドラーの著書、心理学と聞くと小難しいのでは?と思われがちですが、
哲学者と青年との対話形式でとても読みやすい本です。
あの「人を動かす」の作者、D・カーネギー等、思想の基礎となった考え方だそうです。
アドラーの心理学とは「他人を変えるのではなく、自分を変える心理学」であると
はっきり言っています。
読んでいて、この本を実践していたのが、あの「スティーブ・ジョブス」では?
なんてことを思い出しました。
目から鱗の一部を抜粋します・・・(そこいらに転がっている話です・・・笑)
恋人や夫婦の関係では、ある時期を境にして相手のやること、なすこと全てに
腹が立つようになることがあります。食事の仕方が気に食わないとか、部屋にいる時の
だらしのない姿に嫌悪感を抱くとか、あるいは寝息でさえ腹が立つとか・・・。
つい数ヶ月前までは何とも思ったなかったにも関わらず・・・です。
これはその人がどこかの段階で「この関係を終わらせたい」と決心して、関係を終わらせる
ための材料を探し回っているからこそ、そう感じるのです。
相手は何も変わっていません、自分の「目的」が変わっただけです。
如何ですか? 冷静に内観をしてみると、う〜んそう言うことだなぁ〜と。
人は兎角目の前に起こっていることや、今いる環境を攻めがちになりますが、
落ち着いて見てみると、周りではなく自分が全ての起点となっていると言うこと。
なので、アドラーの心理学と言うのは、自分を変える心理学であると言えるのではないかと
思います。
とても目からウロコな本でした。