世の中にはモノが溢れている、ってことはビジネスのネタは出尽くした?
そう思われがちですけれど、いやいや、まだまだあると思っています。
YouTubeの対談を見ていて改めてそう思いました。
レッドオーションの中にもブルーオーシャン化できる部分がある。
茨城にある車の中古車販売店の話です。
僕は以前、車を運ぶバイトをしていたので少しは業界の状況は理解できているつもりです。
働いている人全てとは言いませんが、余り良いイメージがありません。
(当然、真面目にやっていらっしゃる方もいらっしゃいますので、あくまでイメージ)
この会社はネット通販が売上の54%を占めているそうです。
また来店客の成約率が93%だそうです。
お客様は北海道から沖縄までいらっしゃるらしく。
高価な買い物なので、現物を見るとかって必要だと思われますよね、普通。
Amazonで2〜3千円のものとかをポチってするのと訳が違いますよねぇ〜。
ここでは54%のお客さんが、届いて初めて車とご対面となるそうです。
ちょっと信じられない話しですが、事実です。
書いていると長くなるので、端折りますが、
その経営者が言っていたのは、「面倒臭いことを丁寧に行う」と言うのが秘訣だそうです。
中古車って、どこが壊れているのか、どこを修理したのか、その修理は中古品を使って
いるのか、新品に変えたのか、中々素人には分からない事が余りにも多過ぎる。
だから反論や疑問の持ちようがない・・・それが現状かと思うのです。
こことここをこうやって新品(中古品)に変えて全て修理したとか全て正直に説明し、
他社で販売されている同じ車種や年式でも
これこれこういう理由でこの車はこれだけ高いのですと説明し、
また国や第三者機関からの証明書もつけているとのこと。
彼が言っていたもう一つ、
お客さんが購入できる、判断できる材料を全て提供するそうです(嘘偽りなく)
その上で判断して頂く、今購入して頂ければ5万円引きますとかいったセールストークを
するのではなく、お客様に判断を任せる。
そこまで信用を構築するまでかなりの時間は掛かったと言っていましたが、
やはり彼の芯はブレていない、大企業にはできない芸当です。
街中に車の中古屋さんは数多くあります、レッドオーシャンです。
けれど、「本物が残れる時代」そんな気がします。
ビジネスチャンスは目を凝らしてみると、そんじょそこらに転がっています。
本物が残れる時代、ある意味いい時代だと思うのです。