ロシアでのこと。
その昔僕が20代の頃、ヨーロッパへはアンカレッジ経由、モスクワ経由、
あと南回りの3路線があって、そのモスクワ経由で行った時のこと。
(今では、ほぼほぼ直行便ですよね)一旦モスクワ空港で機内から降ろされる。
モスクワ空港をプラプラしている時、軍人さん2人1組になって機銃を持って
警備・巡回しているのを見たときこれショックでした。
軍人なんて日本では見たことないし、機銃なんてものも見たことない・・・
この軍人、背は高いわ、ガタイはいいわ・・・こわっ!
なんかこう映画のワンシーンを見るような、
異様な光景だったのを今でも鮮明に覚えています。
2回目は、もう10年ほど前にモスクワとサンクトペテルブルクを訪れた時のこと。
その昔ソ連と言われていた時代の負の遺産でしょうね、ご老人のホームレスが
至る所にいたことです。
共産主義の頃は生まれた時から墓場まで政府が全て面倒をみるシステムだったのが
ペレストロイカから自由主義となり、ご老人らの保証が全て打ち切られその果てが
ホームレス・・・。なんかこう自然と涙が込み上げてくる不思議な光景でした。
現地の人と色々と話しているときに、ふと彼女が
「今年は自殺者が少ないんですよ」と・・・
「え? どういうこと?」
「今年は晴天率が高いんです」
う〜ん、確かに・・・
僕が行った日も、どんより雲が重くたれかかり雪がちらほらと降っていた。
こんな日が長く続くとそうなってしまうのか。
天候が如何に人に影響を与えるのか・・・
そういえばこの梅雨時期ジメジメしていて気分まで滅入ってきますよね。
最後にサンクトペルブルグ・エカテリーナ宮殿だったけな?
一見の価値ありです。
機会があれば訪れてみてください。